声に出さないけど思っていること

2月20日の「友愛数の日」に空想したこと

今年も友愛数について考えていた。
ちょうど一年前に書いた類似タイトルの記事を読み返したら、それなりに納得できる形に収まって特に言い足す必要がなかったので、今回は少し方向性を変えて書いてみる。
友愛数から連想する、もの、こと、ひと、などについて。

 

友愛数ってなんだっけ、という方は、
ぜひこちらをご覧になってみてくださいませね。
楽しく書きました。

treefive.hatenablog.com


①郵便番号からの空想

友愛数のもっとも小さな組み合わせは、220と284。
それぞれ、以下の場所を示す郵便番号である。

220 神奈川県横浜市西区
284 千葉県四街道市

適度な遠さがくすぐったい距離間。
「都内の学校を卒業したあとそれぞれの地で働き三週間に一度だけ会う恋人」や
「自分の背中より大きなリュックサックを背負い一人で祖父母に会いに行く孫」や
「青い総武横須賀線にゆられて目的の地まで眠っていたら反対方向に着いてしまって焦る人」などが想像される。


②日付からの空想

たとえば、年始(1月1日)から数えて220日目は8月8日、284日目は10月11日である(閏年なら一日前倒し)。

良い機会なので自分の誕生日から数えて220日目と284日目を考えてみようと思い立ち、思いがけない気付きがあった。
3月5日(年始から数えて64日目)から数えて220日目ということは、
(64+220)日目を求めることになるのだけれども・・・

64 + 220 = 284

 

自分の誕生日に友愛数の220を足したら友愛数の片割れの284が現れるなんて知らなかった。もう興奮がとまらない。空想とかどうでもよくなるくらい(失礼)感動している。

すなわち、3月5日から数えて220日目と年始から数えて284日目は同じ日を表すことになる(10月11日。閏年をのぞく)。
この気付きに対する喜びだけで生きてゆける気さえする。
ややこしくなったが、まとめるとこうである。

1月1日から数えて220日目は8月8日、284日目は10月11日
3月5日から数えて220日目は10月11日、284日目は12月14日

 

自分の誕生日を祝ったり祝われたりするのは苦手だけれど、
人の誕生日に感謝するような心づもりで、数的な理由付けをした日付にお祝いごとをするのは心地よい感じがする。


③国道からの空想

二つの友愛数は、国道の路線番号にも用いられる。

国道220号線

宮崎県宮崎市から日南(にちなん)市や鹿屋(かのや)市を経由して鹿児島県霧島市に至る国道

 

・国道284号線:

岩手県陸前高田市から岩手県一関市に至る国道

 

国道は、路線番号を用いて国道1号から507号までが指定されていそうだ。
ただし、昭和40年に「一級国道」「二級国道」という区分名称が廃止されて「一般国道」と統一された過程で、59-100までの数字は欠番となり、実在するのは459路線だとか。

 

とある二人が岩手県と宮崎県からそれぞれの国道を通って中間点で落ち合うという空想にしか至らない私の想像力、もうすこしがんばれ。。


さて

次の項目へ行く前に、十組目までの友愛数の組を書いてみる。

一組目 (220, 284)
二組目 (1184, 1210)
三組目 (2620, 2924)
四組目 (5020, 5564)
五組目 (6232, 6368)
六組目 (10744, 10856)
七組目 (12285, 14595)
八組目 (17296, 18416)
九組目 (63020, 76084)
十組目 (66928, 66992)

素数同様、頻繁に現れたり突然ペアが見つからなくなったりする。


④料金からの空想

- 220円~284円で行ける場所

タクシーには乗れないけど電車やバスには乗れる。都営浅草線なら5~15km、東京メトロなら7~27kmという具合。

 

- 1,184円では足りないけれど1,210円なら買えるもの

税抜1,100円~1,120円のもの。今日のランチがちょうど1,100円だった。

 

- 2,620円では足りないけれど2,924円なら買えるもの

折坂悠太さんのアルバム『平成』。税抜2,500円、税込2,700円。
平成のうちに購入できてよかった。音源をディスクで購入すると、聴覚以外の知覚機能、特に触覚や視覚、まれに嗅覚を以って音楽を楽しむことができる。

 

ところで、税抜の金額に消費税8%を足してもなおぴたりと整数になる数字が私はすきだ。しかも上記の数字(2500 + 税 = 2700)は両者とも下2桁が00となり見た目にもとても美しい。

 

- 5,020円と5,564円の比較

この金額の差544円による違いが思い浮かばない。友愛数は、ペア同士の数が大きく離れていないことが多い。よって数字が大きくなるほど、友愛数同士の差の割合は小さくなる。料金からの空想は、面白くなる余地があると思ったけれども、ややネタ切れ感があるのでここまでに。


⑤西暦からの空想

西暦220年と西暦284年は、それぞれ閏年。次の閏年は2020年。
4年に1度しかない2月29日のことを考えるたびに不思議なとしかいえないような気持ちになる。

 

②奇数からの空想

「潔く割り切れる偶数がすき」という方は少なくないと思うが、それと同じくらい、
「割り切れないから奇数がすき」という方もいることだろう。
縁起のよい数字として奇数が挙がることもある。

 

友愛数は現在、偶数同士または奇数同士の組み合わせのみ発見されており、「偶数と奇数」の組み合わせは発見されず、その有無も証明されていない。

 

また、圧倒的に偶数同士の組み合わせが多く、奇数同士の組が初めて登場するのは7組目。

12285 と 14595

 

奇数とはいえ、上記のように一の位が「5」の数字は、偶数よりもさらに「潔く割り切れる」気がするから不思議だ。反対に、一の位が「1」「3」「7」「9」になると素数の可能性もあるミステリアスな香りがしてくるだろう。

そのまま数字界のミステリーに迷い込みそうだ。


おわりに

今日は数字の組み合わせから空想できることを書いてみた。
一番好きなのは、「青い総武横須賀線にゆられて目的の地まで眠っていたら反対方向に着いてしまって焦る人」。

この記事を読んで思い付いたことなどがあったら、ぜひ教えてください。
引き続きゆるやかに空想を続けてゆきます。